たまごにかける夢

こんにちは西田です。

弊社の卵「おはたま」のコンセプトになります。


私の父であります西田清二が30年前のサラリーマン時代に社内起業して2つの事業を立ち上げました。1つは分析・試験研究で今では300人の従業員のいる企業に成長。もう1つが私が継承している”鶏卵の販売”です。


この文章は30年前の卵の立ち上げ当時の話になりますので、今では表現が難しい部分もありますが、原文そのまま紹介いたします。

(おはたまは以前はCDエッグという名前で販売しておりました)



『たまごにかける夢』

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」

 “Let food be thy medicine and medicine be thy food.”

医学の父ヒポクラテスの言葉


私がカナダで初めてことの卵に会った時の感想を今でも鮮明に覚えている。

1993年の9月、アメリカでの学会の帰りに昔住んでいたカナダエドモントンの友人の所に立ち寄った。その時友人夫婦はとびっきりのアルバータ牛のすき焼きで私を歓迎してくれた。当然ながら卵も出た。何の変哲もない、一見ごく普通の卵である。私は一つを割って牛肉・野菜をつけて食べた。ところが友人夫婦(お二人とも60歳前後)は次から次へと卵を食べているではないか。私は内心このお二人はコレステロールは大丈夫なのか?と思った。

とその時、友人が私の心を見透かしたように「西田さん、この卵はいくら食べても大丈夫なんですよ」と言うではないか。その訳を尋ねると、答えは簡単、「この卵にはコレステロールを抑える成分がたくさん入ってるんですよ。」

私は驚きと同時に新しいものに出会ったときの不思議なかつ素晴らしい感動を手に入れた。

"これこそがヒポクラテスが言った言葉ではないか!”

しかもこの卵の開発者は私が昔留学(1969-1971年)していた州立アルバータ大学の教授ではないか。翌日早速同大学に開発者シム教授を訪ねることにした。シム教授は突然の訪問客にもかかわらず、丁寧にご自身が学会等で発表した数々の論文を用いて以下のような説明をしてくれた。

①100%天然植物性飼料を使って鶏を飼育している。

②カナダ産亜麻仁をふんだんに餌に用い、卵黄中のω3脂肪酸を大幅増加させている。

③動物実験及び学生を使ったテストで、コレステロール・中性脂肪の低下が確認できた。

私は直感で”これはいける!”と感じ、帰国後ただちに技術導入の準備を進めた。しかし計画はすぐ壁に突き当たった。それはカナダ人と日本人との味覚の差であった。世界で一番味の肥えた日本人には「大味すぎる」という批判を受けた。私はこの点をクリアにするために1年半の研究を重ね、『味・健康』両面で到達しうる最高の卵を作り上げた。


一方日本ではここ数年アレルギー体質の方がますます増え、花粉症・皮膚炎等で悩んで追われる方が多い。その原因として食物の欧米化による体質異変が挙げられている。その対策として『体質改善』が必要とされ、肉よりも魚中心の従来の和食文化が推奨されている。これは具体策の一つとしてω3脂肪酸の摂取量を増やすことであり、栄養脂質学会でもリノール酸系(ω6)を減らしαリノレン酸系(ω3)を増やすことを推奨している。この方面の研究はここ数年急激に発展しており、ω3脂肪酸の摂取がアレルギー体質の改善に最も近い道であると認識されている。」

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」という言葉。これは我々の永遠の目標であるが、「CDエッグ」は間違いなくこの目標に近づいた食物といえるのではなかろうか。


皆様もぜひ美味しくて健康に良い「CDエッグ」を食べて、ご自身の体質改善をはじめてみてはいかがでしょうか。


西田清二(工学博士 京都大学工学部大学院卒)




西田農園(おはたま本舗)

農家さんのお野菜や自分で育てたハーブ・野菜などを扱っております。 事業所は築50年のそろばん倉庫をリノべーションしました。 近くにはおの桜づつみ回廊(写真)がございます。